(135)
<す>ストレス
 

(136)
<か>神代(かみよ)
 
金光大神へ神様からお知らせがあり、「人代と申し、わが力で何事もやり」「神の教え通りするものは神になり。神代になるように教えてやる」と。(覚帳 明治13年)神に離反し心を失う世の中にあって、「あなた様が居て下さるので私は生きていけます」と、神様との間で、また人様との間でも、いのちを拝み合って生きていく、おかげさまでの生活の先に見通される助かりの世界のこと。
 世間では記紀神話の時代を神代といっていますが、その神話に登場する神々は天地創造にかかわるほどの働きをする反面、人間と同じ振る舞いをして、勝ち負けに出るところがあります。
 金光大神によって世に出た天地金乃神は、いのちの親様であって、個々のいのちの可能性を引き出し合う、拝み合う関係を願っておられます。罰を当てる神だとして恐れ反目する人間、勝たねば死ぬしかないという恐怖心をもって向き合う人々に、金光大神はいのちの親様の神心を取次いで、和賀心を育て上げよと願われました。
 人代は、自己主張のし合いで相手に対して私を受け入れよと要求し合う関係です。神代は、その反対。相手を思い遣ってその願いに耳を傾け合って行く。金光大神は生涯をまた死後も、取次を通して神代の実現に捧げられています。