(124)
<ぶ>無礼
 神から刻々生存に必要なものを受け取るだけ受け取って、御礼を言わず、おかげ知らずで済ましている人間の心の有様を指していう。
 空気がなければ生きていけないことは、皆知っています。なのに「空気さん、ありがとう」と言わない人間が無礼を重ねているとのご指摘です。いのちの誕生とその後の生存に関しては、神様のお差し向けでないものはなく、お世話になって生きる以外に生きようがありません。ならば、お礼を言い続けて一生を終わる外ないのが人生の真相です。
 そう考えると、無礼をしていない人は、一人もいないとも言えましょう。そのような無礼千万な人間を生かし続けて、なお見放すことなくその助かりを願い通して下さっている天地の親神様の御心のありがたさ、ひとしお尊く頂き直されます
 人を助けて神となる身、そう願われている自覚に立って、受け取った一切のものを人の助かりに役立てていく。無礼のままで助けられる道を生神金光大神取次によって付けて頂いています。

 

TOPへ